育毛・発毛の成長促進因子

脱毛症に効く成分は様々ですし、またその発毛・育毛のメカニズムも異なります。一般的な男性型脱毛症は、ヘアサイクルが短くなって十分に髪の毛が成長しないまま抜けてしまうことが原因です。
そこで、医薬品成分や医薬部外品成分は、男性ホルモンの阻害、毛髪の成長を促進する因子の分泌、退行期へ移行させる因子の抑制などの働きで、毛髪の成長期を持続させています。これらのほかにも血管を拡張させて血流を改善することによって髪の毛の成長を促す成分など、単純に「育毛」「発毛」「養毛」といっても、それぞれ効き方は異なります。
その中で『成長促進因子』についてお話していきたいと思います。代表的な成分は「ミノキシジル」や「アデノシン」です。
毛乳頭細胞などで作られ、毛髪の成長を促進させる因子(VEGF、IGF-1、FGF-7)を言います。ミノキシジルやアデノシンはこれらの産生を高めることで発毛を促進し、成長期を持続する効果があると言われています。
ミノキシジルはもともと「血管拡張剤」の1つで、初めは高血圧の経口薬としてのみ使用されていましたが、毛髪を育成し脱毛症を回復させる効果が発見された後には、ロゲインやリアップなどに使用されるようになりました。
アデノシンについては生体内での重要な役割をになっていて、生化学過程でも「ATP」や「ADP」の一部としてエネルギー輸送に関わっていたり、「環状AMP」としてシグナル伝達に関わったりしていることは分かっていますが、なぜ発毛・育毛を促進するのかは今ひとつ解明されていません。
ただし、カフェインによってその作用が抑制されることは分かっていますので、アデノシンを有効成分としている『薬用アデノシン(資生堂)』を利用する際には、ご注意ください。
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